【ミュージカル】マリー・アントワネット 他
今日は帝国劇場で公演中のミュージカル「マリー・アントワネット」を観劇して参りました。
今更ネタバレというほどのものはありませんが、気になる方はご遠慮ください。
古川くんを拝みに参りました、劇場にまずビビってるんですけど今回見やすい場所なので楽しんできます、では pic.twitter.com/4pp1lKodUB
— 江戸川 櫻 (@edgarsakura) 2018年11月13日
ツイートの通り私はフェルセン伯爵が史実でも好きで、さらに「テニミュ」の不二先輩や「生執事」でセバスを演じた古川雄大さんが演じるということで8月から必死でチケットを取りました。
チケ取り大変でしたが10列目以内で見られてとてもよかったです。
何がすごいってまず生演奏。
オーケストラボックスは半地下なので見えませんが、やっぱり音が違います。
いわゆる「書割」のような舞台背景もプロジェクターで投影で、時間の経過によって雲が流れたり光の色が変わったりと細かな工夫が技術で実現しているのも面白かったです。
贅沢を極めたことで反感を買った王妃を描くものなので、とにかくセットも衣装も豪華絢爛。
シャンデリアからスイーツ、ドレス、ウイッグ、大道具、何もかもが帝劇などの大劇場だから叶うスケールの大きさで、本当に華やかでした。
私は「ベルばら」に憧れてきた人間なので、フランスには行ったことがありませんが、想像通りだった、という印象です。
宝塚のベルばらもみたいですがなかなかないですね最近、というのは置いておいて。
古川くんに関して。
彼はもともとあまり声量がない、というイメージだったのですが、今回はそうした点をほとんど感じさせない見事な歌とお芝居でした。
ほとんど、というのはやはりベテランの中にいると若手というのは比べられてしまう、というだけで、本当にすごい役者さんだと思います。
フェルセン伯爵は作中で最も良識ある人物というか、客観的に状況を見ている俯瞰の立場にいる人物です。
原作が遠藤周作の小説であるためフィクションの部分も多分に盛り込まれてはいますが、フェルセン伯爵に関してはほぼ史実通りだったかと思います。
マリーを愛してはいたものの、その立場や運命を誰よりも先にわかっていて、決して盲目的な恋愛感情に身を任せなかった高潔なマリーの「騎士」は今作でもストーリーテラー的な役も果たしており、ソロパートも多く涙さえ浮かべての歌から冷静に状況を説明する場面まで、板挟みの感情を歌うという難しい役どころに見えました。
それでもいつもの美しさと優雅さはまさに伯爵に相応しく、これはどんな王妃でも恋い焦がれるだろうと納得出来るのでやっぱり彼は本当にすごいです……。
なんだか語彙力がしんできましたが、古川くんは素晴らしい役者さんだと思います。
生であの歌声が聞けたこと、本当にいい体験・経験であると思っています。
マリー・アントワネット役の笹本さんは王妃に相応しい貫禄と優雅さ、美貌を備えた女優さんで、存在感が違いました。
高くて綺麗な歌声が出せる女性というだけで憧れるのですが、もう、本当に、あれは王妃様でした。
史実といっても世界史Aまでしか履修していないのであやふやな部分もあるのですが、私がベルばらやそのほかの伝記からイメージしていた人物像にぴったりくる役者さんばかりで、全体的にとてもよかったです。
もうひとりのM・Aことマルグリット・アルノーを演じる昆夏美さんは叫ぶような歌声が革命を叫ぶ庶民の代表という役を見事に演じていて、しかし決して下品にならず、信念を持った女性として描かれていたのが好印象でした。
男性だとオルレアン公を演じる吉原さんの歌声がすさまじく、マイクなしでいける声量に圧倒されていました。結局は「悪役」なのですが、そこで小物感を感じさせず、堂々とどこまでも腹黒い権力者として魅せていたのが格好良かったです。
いいたいこといっぱいあるんですけどやっぱり見てください、しか言えないので、感想はこの辺で。
そして最後にアフターヌーンティというかなんというかの写真。
GINZA SIXの13Fにあるお店です。
紅茶を選ぶ前にサンプルあるのはよかったです。
ミルフィーユが売りらしく最後に別で出てきました。
全体的に甘さ控えめでしたが、セイボリー(料理)はどれも本格的で美味しく、コース料理の一品のようでした。
スイーツも日本人好みというか、香料や甘みに頼らないシンプルで上品なものばかりだったので食べやすかったです。私はもっと甘くてもいいかなと思ったりもしましたが好みの問題ですね。
紅茶は健康志向を感じさせるラインナップで、デカフェやビーガン認証などを受けていたりオーガニックやフェアトレードといった海外からの観光客も多い銀座ならではの工夫も見られました。
私はやっぱりバニラのフレーバーティーが一番好きなんですけども。
GINZA SIXのアートも変わったばかりだったようで、撮影している人も多くいました。
やっぱり平日でも銀座は銀座ですね。バスもまだたくさんいましたし、日本人が少ないように感じるほどの観光地です。
来月以降は2.5次元の舞台が3本取ってあるのでこれからが楽しみです。
そのあともまだまだ忙しいので頑張って追っかけていきましょう、という次第です。
では、明日からの現実を乗り切りましょう。
また今度。