【スタミュミュ2】ミュージカル「スタミュ」Second Season【感想】
スタミュミュ2(2日目)観劇してきました。
※以下、ネタバレ含む可能性があるのでお気をつけください
概要は公式HPやインタビュー記事などが参考になるかと思いますので割愛します。
ストーリー
アニメ1期のあとに発売されたOVA(全2巻)のストーリーをテンポよく、かついい意味で膨らませた内容になっていました。 曲も新曲を除いてはOVAの曲がメインです。
具体的には鳳と柊のすれ違いから卒業セレモニーまでを描いた「卒業」がテーマ。 3年生(華桜会)はもちろん、1年生の星谷や辰己たちは憧れてきた鳳先輩、柊先輩という存在からの卒業でもあったり、決して単なる「卒業式」ではないのがポイント。 最後に鳳先輩、柊先輩がそれぞれの教え子から花束をもらい、彼らに一人ずつ声を掛けるシーンではもうひたすら泣いていました。 観客席からもすすり泣きが……。とても良かったです。
曲目(順不同)
※覚えている限りです、抜けていたらすみません
※一部、ミュージカルオリジナルアレンジを含みます
- Congratulations
- Caribbean Groove
- HEROISM++
- ジエレ
- ハニトラ
- SHOW MUST GO ON
- カメスタ
- Rising Star
- uncontrol
- SING A SONG MUSICAL
- 君がそこにいるから
- A DAY IN THE DREAM
- 永遠ステージ
- フィナーレは僕たちの胸に
- ユメ・イロ
【その他新曲】
- 月皇・天花寺デュエット
- 鳳ソロ
- 各チーム新曲(複数)
※新曲はCD出ます(7/18)
感想(全体)
全体的にはスタミュミュ→カリグル公演を経てこそできるいい意味での一区切り。
初演時との違いとしては、劇場がより設備の充実した日本青年館ホールになったことで照明やスモーク関係の演出も派手に。 イルミネーション的な電飾もあったり、舞台上には五角形のライトがあったのがスタミュをわかってるなぁという印象。
脚本がアニメと同じハラダサヤカさんだという安心感と、キャストさんたちの作品愛からくるキャラクターの佇まいが「2.5次元」の「.5」の部分として、アニメ(2次元)世界にプラスになる部分となっていたのが最高に良かった。
前作からパワーアップして、ただアニメのダイジェストとしてなぞったものではなく、OVAでは描ききれなかった細かいキャラクターたちの関係性や可愛いわちゃわちゃ感、シリアスとギャグ(コント?)シーンの切り替えがテンポよく、本家アニメ通り「いきなり歌う」伝統も踏襲されていたのが良い。
セットはシンプルながら、キャストさんたち(キャラクター・アンサンブル)が協力して手早く組んだり移動させたりする手際も素晴らしく、2階席を意識してなのか全体曲ではキャストさんが高い位置にいることも多く、その分下の方への配慮として1列目にキャストさんが降りてきたり通路を通ったり(前方数回、話しかけるアドリブもあり)とスタミュミュのストーリー進行を妨げない範囲でのサプライズもあり。
各チームの揃いっぷりも見事。ここからは個人に関しての感想で。
感想(個人宛)
※敬称略
team鳳
星谷悠太(杉江大志)
- 前回から比べて動きが良くなって、でもがむしゃらで一生懸命なのは星谷そのもの
- 声が2日目にしてかすれ気味だったのが心配
- カテコで「今何回目かわからない」ってなってたのが最高に星谷
- Rising Starがとてもいい、アニメ見てからだとおすすめ
- 鳳先輩=憧れの高校生だと気づかないネタを存分に発揮
那雪透(山中翔太)
- お弁当ネタは健在
- 慌てぶりもみんなの喧嘩を止めようとする男前なところも健在、やっぱりお母さん
- 星谷との掛け合いが完璧
- わ~~ってターンが多い、癒やしてくれる
月皇海斗(ランズベリー・アーサー)
- 彼が俳優として立つ希少な舞台
- 他の役者さんとは違う、声優をやっているからこその強み
- 多勢で立つときに誰よりも声が通る
- アニメでも演じたからこその「本人」としてのこだわり
- 衣装が可愛い、着崩しめの制服は踊ってこそ映える
- 天花寺とのデュエットは流石仲良し……っていうと喧嘩になるのがお決まりだけど、やっぱり彼らはある意味似た者同士
- 星谷を支える「業界人」の立場、影のリーダーが一番素人の星谷をリーダーだと認めて支えようとする姿勢が宣言されていてよかった
- 動きが断然よくなって、色白なのが尊い
- とにかく「キレイ」
- 仕草、立ち居振る舞いひとつひとつが「海斗くんならこうするだろうな」の結晶
- 手の振り方、ジャケットの払い方、目線の送り方……(多分これはキャストさん共通でキャラクターそのものを体現している)
- 推しだからちょっと贔屓目だけどやっぱりすごい
天花寺翔(鈴木勝吾)
- 流石ベテラン、天花寺としてよりビブラートがパワーアップ
- 立ち居振る舞い含めた存在感が大きいのは変わらず
- 前回よりもちょっと3枚目的なコントシーン、ギャグシーン多め、おちゃめな天花寺好き
- タヴィアンにはまたデレッデレ、可愛い
- ……あれ、可愛いほうが多い?
- でも歌い踊るときはやっぱり「梨園の貴公子」
空閑愁(新里宏太)
- 新キャストになっても大丈夫
- 虎石とも息ぴったり
- とにかく疑うまい、びっくりするほどうまい、レコ大最優秀新人賞は伊達じゃない
- 次があるならその時もいてほしい
- 空閑としての佇まいは完璧、もっと喋って……!といいたいけど原作通りだったという
- 若干幼くも見える容姿ですが、それがまたいい、可愛さもある、好き
team柊
辰己琉唯(櫻井圭登)
- スターオブスターにふさわしい安定感。どこにいてもたつみん。
- 「ね、栄吾」は完璧
- カリグルからそのままなので何も心配はいらない、目線の送り方がたつみん
申渡栄吾(北川尚弥)
- ジエレ、やっぱどうかしてる(すき)
- たつみんへの愛
- 料理を全力で止めるところがいい
- たつみんとジエレのあと「ふふふ」って言い合うところ、クオリアの暴風
戌峰誠士郎(丹澤誠二)
- 初っ端からぶっ飛ばしていく(ずっと)
- シリアスでも救い
- とにかくでかい、とにかく目立つ、とにかく朗らか!
- 大きい舞台でも負けないのが戌峰の才能を体現してる
虎石和泉(高野洸)
- 史上最強のフェミニスト、女の子はみんな愛するべきものという確固たる信念を感じる
- 角度、目線、歌い方、とらいし
- 見つめられたら落ちる
- 投げキス、愛をささやきすぎ
- でもシリアスからのHEROISMは男の友情、絶対見て、しにんがでる
卯川晶(星元裕月)
- キレッキレ
- 可愛さよりも男前な部分…と思ったらプレッシャーに負けそうになったり、不安定さが好き
- 誰よりも輝いてほしい、個人的にはとても好きなキャラです
- カリグルで足を上げるところやっぱりすごいから必見
華桜会
柊翼(畠山遼)
- 鳳との掛け合い、教え子との掛け合い多し
- とにかく悩む、つらそうなシリアス
- からの雪解けを感じる
- 重荷が降りたのかな、というかなんというか、脆さゆえのつよがりみたいな部分がつらかった
- 歌はうまい、背も高い、鳳ともなれた感じが良い
鳳樹(丘山晴己)
- めっちゃ踊る、めっちゃすごい、ターンすごい
- 歌はもう最高、英語歌詞のある新曲がよかった
- 一番振り回す罪な男、でもいい、これでこそ自由を愛する鳳先輩
- 見てくださいとしか言えない
暁鏡司(滝沢諒)
- 歌がものすごくいい、うまい
- ダンスもすごい、あかつきくんさすが
- 柊先輩が好きなのは同じ
- 鳳にめっちゃシメられる、かわいい
楪=クリスチアン=リオン(釣本南)
- デースネ口調のイントネーションが完璧
- ひらっひらを着こなせる足の長さに感動
- 釣本さんはある意味自然に楪でいられるからすごい
漣朔也(TAKA)
アンサンブル
高士幸也 山内涼平 澤邊寧央 池田謙信 春斗(CUBERS) 白石裕規 市川耕大 辻畑利紀 大澤信児
まとめてになってしまいすみません。
とにかく全員がかっこいい、動きがいい、セット転換の手際の良さが素晴らしい。
メインキャストたちに小物を渡したり、衣装を渡したりといった場面でも息ぴったり。
彼らもこれからは役名のあるキャラクターとして立つのかな、と思ったり、ダンサーとしてまた違った舞台に立つのかなと思ったり。
これからが楽しみです。
円盤は会場で予約したので、楽しみにしつつ資金繰りを。
とにかくスタミュミュに感謝です。ありがとう。
そしてキャストさん、スタッフさん、その他関わる皆様が安全に、無事に、誰ひとり欠けることなく最終日を迎えられますようお祈りしております。
大阪大千秋楽ライビュ当たれ!
以上、お付き合いいただきありがとうございました!
2018-07-08追記
カテコ挨拶は戌峰→星谷でした