Stellar Interlude

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【感想】ミュージカル「スタミュ」スピンオフ team楪&team漣 単独公演「Storytellers」【12/13昼・千住前楽】

本日はシアター1010で開催されているミュージカル「スタミュ」スピンオフ team楪&team漣 単独公演「Storytellers」に行ってきました。

 

推し(月皇・申渡)がいないミュミュは初めてなのでどういう気持ちで行けばいいんだろうというのはありましたが、推しがいないことで精神的な安定感が保てて引きで見られたのは意外な発見でした、と言いつつボロボロに泣いてたしなんだかんだみんな愛おしくなってしまったので推しとかもはや関係なくやっぱりスタミュミュはホームでした。

 

ネタバレとクソ長オタク語りになるかもしれないのでこの先は自己責任でご覧下さい。

 

 

 

 

感想

久々のスタミュミュはめちゃめちゃ楽しかったです。

 

アニメを繰り返し見ていたのもあって、曲によっては振り付けすらはっきり覚えていたので懐かしくなりました。

特にアニメで初出の曲の演出はアニメで見たままやってくれていて、特に「Storytellers」の椅子で終わるところとか、「MOON Holic」の振り付けとかはそのまんまでした。

ちなみに「Storytellers」の椅子はカリグルの「カメスタ」で使った椅子と同じだったのであの椅子はミュミュカンパニーの備品なんですね、、、

セットも変わらずシンプルながら、電飾やついたてでいろいろなシーンを表現するのがミュミュの良さですね。

あとは劇場空間をメタ的に使う演出もやっぱり好きです。

劇場でやるからこそできる、綾薙祭のステージという設定や空閑・虎石のメタ発言だったり……。

空閑がスタミュ歴とか言い出すのは流石に笑いましたが、彼もかなり長い間演じてきてくれているので感慨深いなんて思ったり。

ここからはキャラごとに狂ったポイントとか諸々。

 

※敬称略

team楪

  • 揚羽陸(大見拓土)
    今回の座長。拓土くんのすごいところはキャラの声が出せるところだと思います。似てるとか真似してるって意味じゃ無くて本当にこう、アニメで見たあの子そのままに演じられるという意味。
    「MOON Holic」は圧巻。前作(ミュミュ3rd)のときにやると思ってカラオケで一生懸命練習していたというエピソードを聞いたので、報われてよかったね……!です。ミュージカル的な歌がうまいと言うよりはキャラソンとしてのトータルの完成度が高い。ダンスのくせや仕草がアニメの揚羽そのまんま。
    相変わらず月皇家の信者なので退寮の片付け中に空閑から押しつけられた()月皇兄弟の芸術()作品(海斗くんのジャックオランタンと遥斗さんのつくった早乙女律像)を拝んでました。かわいい。
    目元の意志の強そうなところとかマジで揚羽。大好きです。泣いちゃった。

  • 蜂矢聡(石田隼)
    今作のMVP。「Storytellers」の中で一番ストーリーテラーやってました。
    ドジを歌うソロ曲もらっちゃうのがとても蜂矢。だけどグッズは飛ぶように売れていて彼のファンの力とか彼の魅力とか改めてすさまじいなと。正直こういうキャラは演者を選ぶと思うんですが、石田隼くんはガチの天才なのでハマり役。本人の愛されキャラとしての能力の高さとキャラのドジっ子だけど一生懸命という設定がよくマッチしていて、ステージではかっこいいのに普段はドジというギャップも難なく表現出来ているという印象。歌も上手いしオーラもあるし、なんだかんだやっぱり頼もしい。とはいえヤバさを知っているのでどこまでガチでどこまで芝居なのかわからなくなりそうですが、段ボールをひっくり返すところは達人芸。計算され尽くしたドジという本末転倒のような表現がしっくりきます。揚羽とも名コンビぶりは健在で、次回作もどんなドジを見せてくれるのか楽しみです。

  • 甲本哲也(阿部大地)
    女性的な顔立ちが印象的でした。舞台慣れしているなぁという感じだったので調べてみたら大志くんと同じ事務所の子でちっちゃなヒーロー時代にサンリオミュージカルに出てた子でした。そりゃ経験あるよ。今後客降りが出来るようになったら一気に人気出るんじゃ無いかなぁなんて思ったり。全体的に経験者の上手さとか慣れがあって頼もしく感じました。甲本くんのキャラがそれほどつかめなかったのでもうちょっと知りたいです。公式さんよろしくお願いいたします。本当に。

  • 蛍火玲(渡邉駿輝)
    チーム内で一番空気の読める男。虎石ポジだとは思うけどもっと常識人という印象。渡邊くんはあんステの弓弦だったというのは知っていますが、ここでも中間管理職というかチームの調整役なのはなるほどなぁと。喧嘩が起きないように段ボール投げて仲裁したりteam楪のメンバーはなかなか協調性があるというか、揚羽以外のメンバーの結束力が凄いなぁと言う印象。


  • 蟻坂和臣(江副貴紀)
    真面目の擬人化だと思ったら思ったより口が悪くて喧嘩にもためらいが無くてウケてしまったキャラ。江副くんはテニミュの大石で散々見てきたので懐かしいなぁと言う気持ちになってしまって泣いた。ダンスの動きとか最後のカテコとか挨拶の仕方がもう大石として見てきた彼そのまんまだったのでウワーって。蟻坂くんも真面目キャラなので江副くんのパブリックイメージが真面目キャラなのかも?
    整った顔立ちとよく通る声はここでも好印象。多分ここでの申渡ポジ。真面目で品が良いキャラはどうかしている率が高いので彼もなんかあるんですかね。ワクワクします。

team漣

  • 北原廉(澁木稜)
    メタルメンタル北原、流石に鈍感かつ意地っ張りすぎてなんかもう可愛い。青春偏差値が低い。南條曰く落第点。
    一番好きなのは蜂矢のドジソングで裁判長になるところでしょうか。本人は至って真面目にやっているにもかかわらずなんか面白くなっちゃうところ、多分南條の思うつぼで大好きです。南條ができすぎた高校生っていうのもありますが、ある意味思春期のリアルな男子高校生っぽくてよかったです。あとやっぱり歌のプロなので歌もちゃんと上手い。最後にみんなと一緒にステージに立ててよかったね……。南條にあんまり迷惑かけるなよ……。あとすぐにステゴロ勝負挑むなよ。黒帯でしょ。チームメイトに同情します。やっぱりメタルメンタルなのは変わらなかったけどそれがいいところでもある。でもメタルメンタル北原ってちょっと面白いね。うん。以上です。

  • 南條聖(小波津亜廉)
    顔が!!!!!!!!良い!!!!!!!!!!
    遠目に見てもわかる美しさ。色白。声が良い。なんかこう、もう、凄い美形。
    脳筋&単細胞なチームメイトたちをまとめる苦労人、ですが自らを苦労人に見せないところが彼の流儀だなぁという印象。スマートでデキる上司になりそう。多分なりたくないだろうけど。それはそれとしてなんだかんだ世話焼きになってしまっていたのがこの「2年間」での彼にとっての変化だというのがよくわかるストーリーでした。
    今作でドSキャラが浸透していてみんなを跪かせるのは流石の「調教」。南條様。あれは調教されたい。
    将来は何やっても成功しそうな面倒見の良さと仕事の速さ、そつのなさは流石南條でしたね。生徒会長だっけ。
    亜廉くん本人が腰を悪くしていると言うことで心配ですが、今作を無事やりきって完治させて戻ってきてほしいところ。また会えるのを待ってるよ!!!!!!

  • 中小路春馬(きたつとむ)
    剣道有段者で蟻坂に「野猿」呼ばわりされてる賑やかな子。モンチッチ的な、テディベアのチーキー的な感じ。ちっちゃくてかわいい。っていったら怒りそう。実際背が低いのは気にしている設定。常に相手チームに喧嘩を売る熱い男。青春偏差値が高い。
    個性的な顔立ちというのもありますが、立ち居振る舞いも元気いっぱいで存在感があってこれからもっといろいろな作品で重用されるだろうな、という印象。

  • 東堂創(玉元風海人)
    この中では一番まともっぽい弓道の名人。中小路のストッパー。顔が綺麗。今作ではそこまで見せ場と呼べるような強烈なシーンが無かったのでアレなんですが、真面目そうなやつはヤバいというスタミュの伝統(申渡とか申渡とか申渡とか)があるので、次回作以降でヤバさが見られたら面白いなぁという期待を込めて。芝居も歌も普通にしっかりしていて、初めて聞く名前なのに普通に上手いなぁと思って今ググったら元ジャニーズJr.だって。びっくりした。そりゃ上手いわ。顔も良いし技術もあるし場数も踏んでいるだろうと思うので今後もっとこっちの世界で活躍してくれると嬉しいです。辞めジャニ、2.5ではめっちゃ需要あるぞ!!!!!!!

  • 香西遊晴(三原大樹)
    かわいい。佇まいがマスコット。かと思ったら柔道有段者とかいう設定でビビった。可愛い顔して武道やってるの良いギャップ萌え。声もいいし冷静に見えても中小路と一緒になっちゃうところがよかった。調べたらジュノンボーイで結構活躍している子だった。偶然私が見る作品にはあまり居なかったというのもあって、良い出会いをしました。見た限りのビジュアルからはメイクや衣装でかなり化ける役者さんというイメージなのでこれからも楽しみです。

++HEROISM++コンビ(仮)

  • 空閑愁(新里宏太
    歌声の響かせ方がアニメで声を当てている前野さんによく似ている、気がする。ハイトーンボイスが売りの彼ですが、空閑のキーも歌いこなせるしまあもうやっぱりプロの歌手だけあって安心感が半端じゃない。スタミュはそもそもミュージカルアニメですがどちらかというとJ-POP寄りの歌唱技術を求められる曲が多いので、彼の歌い方はとてもしっくりきます。
    ビジュアルも10000000000億点。顔がちっちゃい。
    早くちむとり単独やろうな。待ってるぞ。

  • 虎石和泉(高本学)
    イメージはやっぱり中学生ぐらいの虎石。ディスってるわけじゃなくてなんかこう、一生懸命な虎石だから可愛い。私は前任の高野洸の虎石の女なので色々思うところもあったんですけど、一生懸命ファンサして、余裕のないようにも見える虎石が見られるのはちょっと面白くなってきたこの頃。声が高いからかなぁ。でもちゃんと歌も踊りも出来る俳優さんなので、前任者と比べられてしまうのがつらいなぁと今更。今作でも一生懸命口説いて世話焼いて空閑に突っ込んで大忙し。頑張れ。空閑とキーが近くなってしまうのでかぶってしまって惜しいところもありますが、これは声質とか本人の問題じゃないので仕方なし。作品を重ねるごとによくはなってきているので、次回作があればより虎石らしい余裕を身につけて戻ってきてほしいところ。今日気づいたけど足がめっちゃ細くてビビりました。なんかこうやっぱ彼は綺麗で上品なのでそれが虎石にはちょっともったいないのかなぁとか色々。ただ、虎石がいつまでもチャラ男だとは思わないので、落ち着きを身につけた3年生の虎石になればもっと合ってくるのかなと思います。

 

 

長々書きましたがとにかくやっぱりスタミュが大好きです。

キラキラとときめきがいっぱいの最高のステージ。

見るだけでこんなに幸せになれるのはスタミュミュとテニミュぐらいじゃないでしょうか。

でもやっぱり私はブルーシアターから一緒にここまで来た、という感覚がある分、スタミュスタミュミュには思い入れがあります。

スタミュミュは人生ですね。本当に。

 

これからも作品が続きますよう心から願っています。

アニメも待ってます!!!!!!!!!!!後生だから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!お願いします、、、、ほんとうに……みんなに燕尾服を着せたいんです……お願いします……。

 

ではまた、次回の予定は新テニミュです。