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【感想】ミュージカル『刀剣乱舞』静かの海のパライソ2021【11/3・昼】

 パライソ通算3回目、見てきました。

奇しくも鶴丸の出陣100回目。

何もかもが凱旋に相応しい素晴らしい公演でした。

 

 

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前々回(昨年)

 

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この先ネタバレ注意

 

 

 

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感想

内容についてはもはやコメントすることもないのですが、とにかくよかった。

凱旋で鶴丸に関しては100公演達成というのもあってかとても気合いが入ってて、みんなすごく楽しそうで、内容は重いのに変に重苦しくならず、フレッシュさがあるのが独特のメンバーだなとも思いました。

 

鶴丸(くるむくん)は元々ポテンシャル高かったとは思いますが、それでもやっぱり最初に出てきた頃の雰囲気と比べると圧倒的な存在感があって、三日月に対するキャラクターとしての風格もしっかりとついてきているという印象に変わりました。

 

倶利伽羅(牧島くん)も本当に上手くなっていて、身体の使い方、声の出し方も帝劇にも出られそうなほどミュージカル俳優としての技術が向上していて、多分キャラクター的にも堂々と笑ったりは出来なかったり、セリフが端的だったり、あてがわれる音域的な部分で難しい部分もあるかとは思うんですが、それでも唯一無二の大倶利伽羅になっていて、キャラクターの通りにすごく頼もしくて、まさに「俺一人で十分だ」と言わんばかりの存在感がありました。

 

日向(石橋くん)と浦島(糸川くん)はどちらも近くで見ると少女漫画よろしく大きな目をキラキラさせていて、めちゃくちゃ眩しかったです。

何より二人とも華やかで、圧倒的光。

日向は太閤殿下の孫として祭り上げられたときにペタペタと顔を触る仕草だったり、飢えた人々に梅干しをあげる場面だったり、とにかく仕草が「愛らしい」。

それでいて戦いとなると冷静で強くて頼もしいという。

あと膝がめちゃくちゃ綺麗でした。みんな美脚。

ファンサも細やかにしていて、多分きっともう少ししたら投げキスしながら指ハートする日向が見れる。きっとそう。

 

浦島は日向くんの「愛らしさ」と対になるような、とにかく「イケメン」。

キラキラ眩しいイケメンの概念の擬人化。

兄たちの愛を一身に受け、純粋無垢で疑うことを知らない、まっすぐな正義感を持つ刀剣男士としての危うさが見ていて辛かったんですが、最後まで親しくなった兄弟たちを信じて、兄から受けた愛情をめいっぱい彼らに与えていたのはやっぱり彼の強さなんじゃないかなとも思いました。受けた愛情を誰かに返すことは誰にでも出来ることではなくて、危ういながらも彼なりに強くなったのがパライソだったんじゃないかなと思いました。

 

豊前江(立花くん)はいつみても顔がいい、スタイルがいい、全部がいい。

心覚もですが、豊前はいつもしれっとしんどい役を与えられていて、それでも任務となれば眉一つ動かさず、悲しい顔もみせず、むしろ憎まれ役を買って出た鶴丸を褒めたりと器が大きいどころではないんだよな、と改めて思いました。

動きを見ていると身体のバネも素晴らしくて、ガチのスポーツ経験者の筋力ならではの強みかもしれないと思います。

立花くんは持って生まれた顔の良さ、スタイルの良さとスポーツで鍛えた身体能力の高さと役に対する真摯な向き合い方が素晴らしい役者さんで、そのどれもが豊前江という役にとってはどれも欠かせないものだったからこそこんなにもハマり役になったんじゃないかな、とも思いました。

 

最後に最推し、松井江(笹森くん)。

役者としての彼をデビュー作から見ているというので贔屓目に見てしまう部分もあるのですが、凱旋になってほんっとうに、ほんっっっとうに良くなった、となんだか泣きそうになりました。

やっぱり彼の強みは美しいながらもめちゃくちゃたくましくて、メンタル的にも安定しているように見えるところなんじゃないかな、と思います。

松井江はバックグラウンドがとても繊細なキャラクターで、ストーリー的にもしんどい場面が多いので、きっと演じる俳優によってはもっと役に悪い意味で呑まれてしまったり、崩れてしまったりするような気もするんですが、そういうところで悪い影響を全く受けず、むしろキャラクターからエネルギーを貰ってキラキラ輝いているのを見るとやっぱり松井江は笹森くんで良かったなと思います。

何より最初から最後まで、本編の一部を除いては常に笑顔で楽しそうにニコニコ演じていたのが私の持っていたキャラクターのイメージからはとても意外で嬉しかったのを覚えています。

ファンサもしてみたり、ライブも楽しんでいるのがよく伝わってきて、何よりソロ曲supernovaでもあんなに笑顔だとは思っていなかったのでやっぱり江の系譜だな、、、と謎の納得と信頼感がありました。

ミステリアスなキャラ=暗い、笑わない、静か、みたいな固定観念に囚われず、松井江というキャラクターに向き合って出した答えなんだろうな、というのもよく伝わってきて、笹森くんのおかげで松井江に対する見方も変わったし、パライソという物語の悲しい側面だけではない部分にも目を向けられるようになったと思います。

 

松井江に限りませんが、「君《役名》が君《役者名》でよかった!!」に尽きます。

 

人間キャストについても皆さんすごい人ばかりなのですが、天草四郎の歌の上手さは本物でした。

ライブで4人で天草四郎ラップをやってくれ〜!!

 

 

もっともっと書きたいことはあるのですが、出先で書いていてバッテリーがヤバいので一旦締めます。

 

そして、この座組が無事千秋楽まで戦い抜けるよう願っています。

 

 

 

それとフェイスシールド席だったのですがこちらのフェイスシールドでめちゃくちゃ快適に過ごせたので共有します。

同じモノを持ち込んでいる方も多く居て、わざわざスタッフさんに聞いている方も居ましたが、スタッフさんもこの形状については問題ないとの判断のようでした。

使い慣れないものなので必ず慌てないよう、使い方を熟読してから(あるいは練習してから)持込されるのがおすすめです。