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【感想】舞台『HELI-X Ⅱ』【10/9・夜】

舞台『HELI-X Ⅱ』、4日目のソワレ観てきました。

期待通り、いやそれ以上に面白かったです。

 

 

前作の感想などはこちらから↓

 

edgarsakura.hateblo.jp

 

今回に関してはとりあえず観て貰った方がわかりやすいので短めです。

 

 

 

 

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感想

先に今回から登場したキャラクターの異能力をまとめておきます。

 

オシリス平野良)……ユナイトの捜査官

テレパス

意思伝達、HELI-Xたちの居場所や気配の感知などが可能。

増幅させたテレパスマキシムでは洗脳なども可能。

・リザレクション(蘇生)

冥界の神に由来する名前の通り死者の蘇生が可能。

この能力でカイをよみがえらせ、アガタの人格を植え付けて今に至る。

 

イモータル(杉江大志)……アンモナイト・シンドロームの首領(オシリスの洗脳でそういうことにされた)

イモータル

名前のまま、不老不死。実際は70は超えているらしい。「さんをつけろよデコ助野郎」みたいなことも結構言う。

 

 

 

何はともあれひたすら面白い。

今回は前回の正当な続編なので、一応アガタとゼロがバディを組んだところから。

ざっくりとした流れとしてはヤマトを支配するユナイトの捜査官、オシリスが螺旋機関に協力依頼を出してきて、共同作戦となったところでアガタが謎の頭痛に苛まれるように。その理由をDr.スメラギが調べると、もう一つの人格(=カイ)の人格が芽生えたため(その人格こそが本来の人格)だったり、前作でもしかしたら、と思っていたところはかなりはっきりしました。

他にも色々と見所はありますが、やっぱり一番はサッドネスとアンガー。

ボロボロ泣きました。

 

ゆづくんが好きで観ているというのもありますが、キレッキレの鞭捌きと華麗なアクション、とっても似合っている素敵な衣装が彼のキャラクター性にぴったりだということ、そして泣き叫ぶ芝居が凄まじい。

 

アンガーもあんなキャラだとは思ってませんでした。いい意味で。

割と表情を見せないというか、あえてそうしていたのかもしれませんが淡々と感情的になりやすいサッドネスを諭しているイメージだったので、ここにきてあんなイケメンぶりを見せるとは。

意外に情が深いというか、独白にもありましたが知らず知らずのうちにサッドネスを大切に思うようになったというのが肌で感じられて、元の性別がどうとか今の性別が堂とか敵味方とか組織がどうとかそういうのじゃなくてもう、本当に愛してたんだなと。

 

サッドネスが「愛してたのよ!!!」と絞り出すように叫んで死にゆくアンガーにすがりつくシーンはしんどかったです。

そしてサッドネスがどうしても女でなければならなかった理由というのが不幸な中でも自らに一生懸命愛情を注いでくれた娼婦だった母親との約束に「女としての幸せを掴みなさい」というものがあったから、ということも明かされました。

それを知ったアンガーは最期に自らの能力「ゲーム」を使い、サッドネスに対して「どんなことがあっても最後は幸せになれる」というルールを宣言して事切れるのですが、そんな状況でも愛した人に出来ることをしつくしたのがもう、ひたすら泣けました。

今もなんか泣きそう。本当に良かった。サッドネスには幸せになって欲しい。

 

あと色々と気になることもあるんですが、他の部分については今後回収されそうというかまだ決着が付いていない部分が多いので、続編を楽しみにしたいと思います。

 

短めですがとにかくアンガーとサッドネスのコンビが好きでした、本当に良かったという感想です。

 

ではまた。