文豪・泉鏡花×球体関節人形展 ほか
本日は文京区の弥生美術館にて開催中の企画展「文豪・泉鏡花×球体関節人形 ~迷宮、神隠し、魔界の女~」に行って参りました。
実は結構、ノリと勢いです。なんといっても来週受験
まえがき
文ストで知り、文アルでまた出会い、私が完全に惚れ込んだのは少し前の作品になって明治東亰恋伽という乙女ゲームで惚れ込み、それがちょうど1ヶ月ほど前のこと。
2.5次元で舞台化される際に推しの俳優さんが演じるのが鏡花だったから、なんていう王道とはほど遠い、でも今ならではの出会いだったのですが、結果オーライということにしましょう。
鏡花について調べるうちにこの展覧会の開催情報にたどり着き、もともとフィギュアやドールは好きだったので今日のギャラリートークにも迷わず申し込みました。
ただ、1ヶ月とあまり時間がなかったため、読めたのは4冊程度。
それでも江戸川乱歩愛好家という下敷きは役に立ったようで、文アルでいうところの大衆小説組は時代こそ違えど似通った要素を持っていて繋がっているんだなと実感したり。
さて、話がそれてしまいました。
今日はそういった経緯で行ったものですから、とても詳しい中で行ったわけではないというだけのお話でした。言い訳がましいですね。
では、ここからが今日の本題です。
本来は撮影できないのですが、大学から鏡花を研究している教授を招いてのギャラリートークだったため、特別に撮影が出来たんです。
美術館周辺
弥生土器の発見された場所だったり。
東大の弥生門の真裏です。
通りすがりに pic.twitter.com/EIvlSrGrRn
— 江戸川 櫻 (@edgarsakura) 2018年9月8日
— 江戸川 櫻 (@edgarsakura) 2018年9月8日
閑静なところです。
そうだ、念のため、注意書きしておきます。
以下、球体関節人形の写真となります。
苦手な方はご注意ください。
魔界の美女の皆様
美女だけではなく美男子もひとり、いるのですがわかりますでしょうか。
細かい解説は図録のほうを買っていただけたらという感じなので省略しますが、どれも精巧かつ妖艶、生きているかのような存在感を持っていて、つい、目が合ったような気がしました。
特に美男子こと「天守物語」の図書之介様には魅入られました。
魔界の美女が魅入っただけのことはありますね。
ちなみに、この「天守物語」はあの刑部姫の伝説とも関係があったりします。
それと、生首を持った人形の生首は鏡花です。作家さんがそうおっしゃっていました。
「鏡花も本望」だといいんですが。
この女の子は天守物語の禿ちゃんなのですが、とても好きです。この表情とか色々。
そしてこのハイテクな作品も。
泉鏡花×球体関節人形の企画展を見てきたのですが、ひとつとてもハイテクな作品があったので……。
— 江戸川 櫻 (@edgarsakura) 2018年9月8日
夜叉ヶ池という戯曲に登場する白雪姫(竜神)なのですが……瞳にご注目下さい。 pic.twitter.com/iQKfwTB2BV
作家さんの趣味も多分に取り込まれていると作家さんが直々に話してくださいましたが、それがまたセンスがよくて……。何も言えないです。
ギャラリートークでいらした教授の先生からは泉鏡花という人物に関する説明と、挿絵画家や師匠の尾崎紅葉とのことなど、研究者ならではの解説をいただくことができました。
まだまだにわかに過ぎない私ですが、改めてゲームのシナリオのすごさとキャラクターとしての魅力が増したように感じられました。
まさに惚れ直すと言っても過言ではないです。
乱歩さんが鏡花作品の美女を比喩表現として使った「人でなしの恋」のことなども紹介されていて、少し嬉しかったり。
そして、泉鏡花という作家が何を見ていたか、ということにも少しだけ近づけた気がします。
妖怪や魔界について書いていたことから、ちょっと「やばい」「オカルトマニア」的なイメージもありましたが、それ以上に彼は「エンターテイナー」であり、あくまで「作家」の本分にたっていたのだと。
自分の心配性や迷信深さをネタにできるところをはじめ、諧謔的であったことが鏡花を文豪と呼ぶにふさわしい人物にしたのだと思います。
鏡花作品はどれも自伝的な要素を持っているようにも感じられますが、それでも鏡花はその中にエンターテイメントを呼び起こし、読者を神隠しに遭わせて、そしてきちんと現世へと送り届けてくれる、そんな魔界との橋渡し役になることができたからここまで人気なのかなという風にも感じていたり。
素人の感想ですが、やっぱり魅力的で、難しい言葉遣いで読みづらいと思っても、読み終わった後のなんとも言えない味わいがクセになりました。
これからも泉鏡花という人と、その作品と、彼が見ていた世界を愛していきたいと思います。
美術館のカフェにて。鏡花の「草迷宮」から着想を得た「迷宮(ラビリンス)」というドリンクと、夢二の絵を切り取ったカプチーノ。
— 江戸川 櫻 (@edgarsakura) 2018年9月8日
買えなかったのですが、図録になっております。ご興味のある方はこちらをどうぞ。
会期はまだあるので、よろしければ行ってみてください。9月24日までです。
そしておまけです。
日本橋三越で開催していた英国展の模様。前半も終わりが近いので、なかなかヒートアップしていました。
英国展、テディベアたくさんいてたのしい
— 江戸川 櫻 (@edgarsakura) 2018年9月8日
この子が最大 pic.twitter.com/Pu0vWvIebG
英国展の戦利品
— 江戸川 櫻 (@edgarsakura) 2018年9月8日
メリーソートのテディベアグッズ
これはチーキーというお顔の子たちです pic.twitter.com/gHsbT52bCN
テディベア大好きなので。
あとは紅茶も一通り欲しいのを買いました。こっちのほうが本業(?)です
紅茶の写真撮ってないのでとりあえずお昼のを。
今日のお昼
— 江戸川 櫻 (@edgarsakura) 2018年9月8日
F&Mでした pic.twitter.com/mrs1DlOCJr
きょうはアッサムスパーブというお茶です。ここでの最高級のTGFOPアッサムではないのですが、とても美味しかったです。
ゴールデンチップがあってもなくても美味しいものは美味しいので。
そして、もう一つ。
英国展とも関係はないのですが、三越に製菓道具や材料を売るお店があって、前々から通販サイトでは気になっていたお店だと判明して覗いていたらつい、色々買い込んで……。
受験が終わったらアイシングやデコレーションなんていうちょっと不器用(多分)にはハードル高めなことに挑戦することになりました。まんざらでもないんですけども。
知り合いの先生とのお話がまとまればアイシングから習うことになるかな?というところなので、どうぞお楽しみに。
では、来週の受験も強運と自分を信じてDo your bestしてきます(←テニミュ)
長文でしたが最後までお付き合いいただきありがとうございました。