【感想】ミュージカル『ローマの休日』【10/18・夜】
久々の!!!!帝劇!!!!!!行ってきました。
ここがローマ、ですよね? pic.twitter.com/V0hkT8D0nI
— 江戸川 櫻 (@edgarsakura) 2020年10月18日
配役
アン王女……朝夏まなとさん
ジョー・ブラッドレー……加藤和樹さん
アーヴィング……太田基裕さん
今更ネタバレも何も無いと思いますが、念のためこの先は自己責任でご覧下さい。
感想
生オケ最高だしやっぱり帝劇最高だな
— 江戸川 櫻 (@edgarsakura) 2020年10月18日
帝劇には見たいものがあったというかいい意味で変わってないなぁという安心感がある
— 江戸川 櫻 (@edgarsakura) 2020年10月18日
最高に楽しかった、これぞミュージカル
— 江戸川 櫻 (@edgarsakura) 2020年10月18日
安直だからディズニー行きたくなるしまあ半分行った気にはなったりしてるけどやっぱりヨーロッパ……いいな……
— 江戸川 櫻 (@edgarsakura) 2020年10月18日
帝劇やっぱり最高でした。
生オケで幕が上がった瞬間泣きそうになるし、席が良かったのもありますがとにかくどこを見ても綺麗で華やか。
こんな時代だからこそ、帝劇にはいい意味で変わらないものがたくさんありました。
コロナ対策もきちんとされていますが、だからといって舞台上が寂しくなったりクオリティが下がったりすることもなく、セットにも気合いが入っていて……。
満席とはいきませんが、それでも隣にお客さんがいるのはやっぱり嬉しいもの。
拍手の音量も大きくて、たくさんの人の気配があって、これが劇場だなっていう感覚。
セットの展開もすさまじくて、劇場に居るはずがいつの間にかローマ観光という雰囲気。
部屋や街並みもしっかり作り込まれていて、特に船上パーティーのシーンは必見。
アン王女がSPから逃れるために大暴れするところでもありますが、あれを生でやってしまうのがすごい。
映画が原作というだけあって映画的なシーンチェンジ、シーンの作り方も当然残しているとは思いますが、それでもやっぱり凄い。
映画はカットがありますが、これは全部生でやっているのでちょっとでもタイミングがずれたら駄目なわけで……。
ディズニーリゾートのショーを思わせるような派手な展開の連続で、正直めちゃめちゃ楽しかったです。
アン王女を演じる朝夏まなとさんは流石宝塚の元トップスターの風格で、大階段を颯爽と降りてくる姿は堂々たるもの。
と思えば、ジョーと一緒にローマを駆け巡るときは少女のような明るくてかわいらしい、チャーミングな表情が素敵で、王女をたたえる様々な比喩がぴったり似合っていました。
スタイルの良さもあって、どんな衣装も素晴らしく似合っていましたが、特に白いドレス姿の眩しさといったらもう。
あれがトップスターのオーラなんだなと圧倒されました。
そして加藤和樹さん。
和樹さんはテニミュや声優としての活動ではよく知っていたのですが、こうしたグランドミュージカルへの出演を見るのは初めてでした。
和樹さん流石の色男。もう何してもかっこいい。駄目男っぽさもあるんですが、それでもやっぱりかっこいい。
浮かれたアメリカ男のちょっと駄目な感じもいい意味でかっこつけた感じが合っていて、アン王女に翻弄されるところも面白かったです。
アン王女を最初はスクープの種にしようと企むジョーが本気で好きになってしまうというのもわかりやすくて、だからといって後を追ったりしない潔さもあって。
最高の遊び人でキザな悪い男(褒め言葉)でした。
もちろん歌も最高で、アーヴィングとの掛け合いは流石。
やっぱり和樹さんは舞台映えしますね、また是非。
最後に、今回観劇を決めた理由でもある太田基裕さん。
刀ミュなど2.5次元作品を通じてファンになったのですが、彼のお茶目でサービス精神旺盛な一面が生きたハマり役でした。
何よりめちゃめちゃ楽しそうに演じているのがいいところ。
彼は真面目でどんな役でも真摯に取り組む役者さんですが、今回も笑いに全力、身体を張ったコメディ担当に吹っ切れていて、何度も笑いました。
ジョーにいろいろなものをかけられて気の毒な感じもしましたが、なんだかんだジョーの良き理解者で、最後にアン王女に写真をプレゼントするところなんかもう、大好きになっちゃいますね。
仕事とはいえ、仲間思いで憧れた女性への敬意を忘れない素敵な役柄でした。
もちろん歌も素晴らしくて、ジョーにやられながらも歌うというあの掛け合いはなかなかのもの。
帝劇初めてだなんてまさかね、と思ったんですが多分そうですよね。
帝劇でまた会えますように。
もう少しで東京楽、全国公演とのことですので千秋楽まで無事、完走できますよう願っています。
では。