Stellar Interlude

The show must go on!

【舞台】極上文學 第14弾 「桜の森の満開の下」【12/12・ソワレ】

結局梅津さんの出演回5回中3回も行った極上文學ですがこの回が私にとっては見納めでした。

 

またゆるくレポのような感想のようなものです。

 

ネタバレはいつものことですがご了承ください。

 

 

 

 

メインキャスト

鼓毒丸…荒木健太朗

ツミ夜姫…轟大輝

ミレン/アコガレ…梅津瑞樹

語り師…高坂知也(フェアリー)

 

※敬称略

 

Twitterまとめ

 

感想

といってももう3回目でしかもTwitterにもあれだけ書いてしまったので……という感じではありますが。一応。

 

前アナの話、何故か「どこの牛丼が好きなんだい」なんてミレンちゃんが言い始めたので急にゆるい感じに。

鼓毒丸は吉野家派(理由はあんまりなかったような)だそうで。

ミレンちゃんはすき家派で、しかも理由が「種類が色々あるから」だとか。

で、具体的にはチーズ牛丼とかそういうのの話だって言ってました。

つらつらよく喋るミレンちゃんに(めっちゃ聞こえる)小声で「世界観!」とツッコむ鼓毒丸。

最後にちゃんと「まあ、俺はイノシシ丼が好きだな」と無理やり世界観に合わせてシメに来たのが強引ながら面白かったです。

 

前アナだけでこれだけ書いたんですがここから先はTwitterのほうがちゃんと書いてるかもしれないです。

 

日替わり的な話。

気が変になってしまった旅人を演じる具現師さんたちのネタが何故か「雷神さん」からの「Rising Sun」(EXILE)になるという結構めちゃくちゃなノリでした。

「この桜きれいね」とお客さんに絡むシーンでもイレギュラーだったのは「まあ!ほんとう?」(CV.フェアリー)のアテレコがついたところとか。

初回であのアドリブ、しかも本当に女の人の声でも違和感ないし流石フェアリー!?!?&みんなキョトンとしてました。

私が声優側に詳しいからこそ何も思いませんでしたが、初見だと多分何がなんだかわからないのでは。

 

今までなくって、全体的にこの回ははっちゃけてたような、みんな方の力を入れすぎず、楽しみながらやっているのが伝わってくる雰囲気がありました。

 

アラケンさんの鼓毒丸はアドリブがうまくて、叫びも一番力強くて好きかもしれません。

確かに「孤独な」というと梅津さんの鼓毒丸が似合うのですが、アラケンさんの鼓毒丸はより鮮烈で、野性味あふれる山賊だからこそ、ラストシーンが映えるというパワフルな演じ方が新鮮でした。

太田さんの鼓毒丸は爽やかで、どちらかというとやんちゃな印象もあったので、その無垢な野生児がすべてを失うというショッキングな感覚もそれはそれで面白くて、甲乙つけがたいとはこのことだと思います。

 

女性役のお二人、轟さんも梅津さんも連日なのでお芝居を変えてきていたのがすぐに分かりました。

というか、この女性役二人は間違いなく、鼓毒丸に引っ張られます。

11日のマチネでそこまで声を張っていなかったツミ夜姫がこのときはとても声を張っていたり、鼓毒丸に対して少ししおらしく見えたり、妖婦よりもわがままなお姫様という感じでした。

 

ミレン/アコガレはどうしたらこんなに切なく演じられるんだろう、というほどで、震える声と泣きそうな微笑みと愛らしさとがごちゃまぜになってもう何がなんだか。

ミレンの無邪気さとアコガレの冷たく諦めたような大人の女性の雰囲気が一瞬で切り替わるあたりに梅津さんの演技力の真髄を見たというか、これができるからこの人は凄いんだな、と納得させられるというか。もうとっくに沼に突き落とされているので贔屓目もありますが、やっぱり一度見たら忘れられないお芝居をする方です。

 

どの役にも言えることですが、演じる人によって全然違ったキャラクターに見えてくるのがマルチキャストの醍醐味でした。

他の作品で再演でキャス変なんてことはよくありますが、同じ期間にマルチキャストとして連日演じていくのはあまりないので、役者さんたちにとっても大変だとは思います。

それでもこうして毎日行く楽しみがあって、また次の春もなるべくたくさん見られたらと思えました。

 

 

また気づいたこと、色々あれば書いてもいいのですが、とりあえず今はこのへんで。

 

あーーもう終わってしまう。でもそしたら始まる。

何度でも見たいしやっぱり読書も食事も一緒ですね。

きりがないけど意味はある。

 

では。