Stellar Interlude

The show must go on!

やられた

タイトルがいきなり意味不明&語彙力皆無ですみません。

ちょうど完走したばかりでふわっふわしてまして……ええと何をって?

これです。

2016年8月25日に発売された「ハイカラ好男子ADV」と銘打ったいわゆる「乙女ゲー」、明治東亰恋伽 Full Moon を触った感想です。

対応するゲーム機を持っていないので、Android版のアプリでプレイしました。

PSVita版がもともとです。

イケメンの前では財布の紐という概念がなくなることもあり、導入見ただけで即刻全キャラチケット(5800円)購入。

チケットでルートが開放されるシステムなのですが、それぞれ買うより断然オトクなのでとりあえずまとめて買いました。

……どうせ全員好きになる(小声)

 


 

ここのところまっったく乙女ゲーに触らず、極力回避してきたんですけど、前回言及した推し俳優さんがこの作品を原作にしたミュージカルに出演されるということで、受験で観劇に行けなくともとりあえず触っておこうという次第でした。

もちろんその推しが演じるキャラクターから攻略しました。

とその前に。

だいたいどんなゲームかと言うと、明治時代にタイムスリップした主人公(自分)が鹿鳴館に迷い込み、そこで攻略対象となる現代で言うところの偉人に出会うというところからスタートします。

その導入は無料で、その中で分岐するところからチケット制です。

そこで買い切りとなるので、特にその後で追加課金は発生しません。

1ルート(1キャラクター)960円~くらいで買えるので、声優さんを見て買うというのもアリだと思います。

全編フルボイス、スチルあり、キャラもちょっと動く仕様です。

ただまとめ買いがお得というわけでキャストもうろ覚えのまま始め(聞いたらわかる)、とにかく推しの演じる&文ストから好きな泉鏡花さんを攻略することにしました。

無論、ここでは史実通りの男性です。うさぎが好きな潔癖症だったりするのもそのまま。

属性はキツい口調のザ・ツンデレなので罵られてもいい人向けではありますが……。

サンプルボイスなんかもあるので公式見てみると好みの人がいるかもしれません。

他のキャラでは森鴎外菱田春草(この2人がミュージカルでも主役になっています)、小泉八雲川上音二郎藤田五郎、岩崎桃介といった明治期の著名人が勢揃い。

文豪に限らず、画家・俳優・実業家・軍人と様々な職業の人物が揃っています。

キャラクター名が耳馴染みがないという方もいるとは思いますが、調べてみていただくと耳馴染みのあるほうの名前が出てくると思います。


前置きが長くなりました。

攻略の所要時間はオートめくりにしてスキップなしだとだいたい5~6時間でしょうか。

攻略後のおまけも含んでの所要時間です。

ダミヘ収録のボイスもあり、読み応えがあるので1日に1キャラが精一杯だと思います。

というかそれ以上やるとメンタルやられます、色んな意味で。

一寸前のゲームなので最近流行りのLive2Dではありませんが、その細かなアニメーションで動くキャラクターもまた時代設定とよくあっていて、さらに水彩風の塗りが生かされていました。

キラキラした無駄なエフェクトや過剰な塗り、ヒロインのけばけばしさがなく(女子高生設定なので当然ですが)、乙女ゲーに抵抗がある人でも不快感はないかと思います。

音楽もまた綺麗で、「ハイカラ」や「大正ロマン」という言葉に憧れがある人にはおすすめです。昔ながらの喫茶店で流れているような、そんなブラスバンド系のサウンドが心地よいBGMとなっていました。

そこに今のダミヘ収録のボイスが重なることで、なんとも言えない臨場感が。絶対にイヤホンでやってください。

登場するキャラクターも主人公に過度なセクハラをしかけたりせず、露出のあるスチルもなく、かなりマイルドなつくりだとは思います。

ただ、宴会などお酒が登場するシーンが多いので、お酒の席での出来事が苦手な方は少しだけ注意したほうがいい、かもしれません。(キャラが守ってくれますが)

選択肢は好きなように選んでいって大丈夫だと思いますが、ある程度キャラを慮って選んでいけばトゥルーエンド(ハッピーエンド)へ直行できました。

キャラクターの態度がどんどん変わっていくのも楽しく、その合間合間に時代を知るための豆知識を教えてもらえることが良かったです。

ゲーム内の用語集に自動的に言葉が登録されていくので、たまに見てみると舞台である東京周辺の様子がわかったり、当時の流行や偉人たちのプロフィールもわかっていくので、日本史を履修している身としては理解を深める手助けにもなりました。

もちろん、歴史全くわかりませんという人にも親切な説明があるので、テキストをじっくり読み、わからなければネットで調べたり著書を読んで見るというのもいいかと思います。


感想というかただの説明になりつつありますが、とにかくいい話でした。

まだ次々攻略したいという気持ちはありますが、受験生でもあるので、ゲームの小休止として一旦ここで書いておこうと思います。

テンプレといえばテンプレ、かもしれませんが、全体的な絵のタッチ、音楽、時代設定、雰囲気があいまってロマンチックかつ切ない路線ではありました。

だいぶ泣けます。もちろん、くすっとできる部分もありますが。

立ち絵、ボイス、人物、どこからでもいいのでぜひ、1キャラだけでも触ってみることをおすすめします。

 

まさかハマるとは思わなかった。

うん、常套句。

こうしてまた、私の沼は湖へと、そして海へと確実にズブズブ広く……

 

また新作も出るそうなので、事前登録をしておきました。

Twitterフォローで出来るらしいので良かったらこちらから。

 

とりあえず本買いに行きます。以上お付き合いいただきありがとうございました。