Stellar Interlude

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【感想】新・熱海殺人事件 チームWHITE【6/12・夜】

昨日は紀伊國屋ホールの改装後1発目、こけら落とし公演第1弾として開幕した「新・熱海殺人事件」観て参りました。

 

熱海は熱海なので(?)あまりたいした感想は書いていませんが、パロネタなどのメモ書きなどはあるのでネタバレご了承の上ご覧ください。

 

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感想

紀伊國屋ホール、良い意味で変わってなかった!!

コロナ前の演劇の在り方を思い出すというか、2年ぶりぐらいに客席演出があったのもすごい。

少なくとも舞台上の人たちはきちんと対策をしていて互いに安全だ、という信頼がないと絶対に出来ないこと。

このご時世、何かとコロナを理由に演出変更や妥協がなされているようにも見受けられることがありますが、ここはあくまで「つかこうへい復活祭」。

つかこうへいがやっていたこと、今でもやったであろうことを可能な限り追求する姿勢は本当に良かったです。

 

まだチームWHITEは2公演目だったのもあって、ややセリフ回しがつっかえるところがないわけでもなく、初見だとやや聞き取りづらい部分があったのも事実。

ただ、それを上回る熱量というか「本気」が伝わってきて、特にのすけちゃんの演じる金太郎、とても良かった。

のすけちゃんといえば品の良いような、ややエリートっぽい感じの役柄が多いイメージだったので今回のキャスティングは珍しい方で、いまいちイメージできなかったというのが事実。

全くイメージできなかったところをあの圧倒的な熱量でガツンとやられるとそれはもう凄まじいインパクトがあって。

始まったばかりで声がガッサガサだったのだけは心配ですが、、本当に良かったというか新しい一面を知れて楽しかったです。

 

水野役の向井地美音(みーおんと呼ばれているそうです)ちゃんも大変可愛くて、木村伝兵衛がロリコン扱いされるのも新鮮で面白かったり。

男性陣がかなり高身長なので彼女の小柄さで小動物のように愛くるしいルックスと毒のあるツンとした雰囲気が役にはよく合っていて、面白いキャスティングでした。

彼女のファンとおぼしき男性客もかなり多かった印象です。

 

あとはやっぱりお目当てのたわちゃん。

たわちゃんはいつでも足が2mあるので何着ててもかっこいいんですが、今回の衣装もかっこよかった。そしてヒャッハーな熊田役はある意味彼らしくて、関西弁でまくし立てるところも慣れてる(関西人だし)し、モンテの伝兵衛も大好きなんですがこれはこれでいいな!?っていう。

 

荒井敦史さんの伝兵衛は昭和のスターのような佇まいで、論理の強引さも相まってひたすらパワープレイ伝兵衛。

なんであろうとあんなに堂々と言われたらどんなにきわどいネタも許されてしまうような、そういう強さがある。

 

内容も相変わらず(?)で、今回はエヴァパロありの(シン同士!)、卒業したメンバーまで巻き込んだAKBネタ、紀伊國屋ホールが改装したおかげか?ついたプロジェクターと背面スクリーンを生かした演出などなど、このご時世にやりたい放題しているのは見ていて気持ちよかったです。

まだまだ始まったばかり、モンテカルロ・イリュージョンにも行く予定なので、まずは無事を祈りつつ、次も楽しみにしています。

 

ではまた。