Stellar Interlude

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【感想】ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 全国大会 青学VS.立海 後編【2/15・夜】

この前々楽が私の3rdシーズン見納め、千秋楽になりました。

 

書きたいことが多すぎるし泣きながら書くことになってしまいそうですが一旦振り返ります。

 

ベンチワークも覚えている範囲で書いておきます。

10日に見た記憶をもって臨んだので、今までより気づくところも多かったです。

 

 

 

 

Twitterまとめ

 

日替わり

ライバルズ

  • 伊武
    橘さんを引き合いに出されると弱いのが面白かったです、客席がふふふって笑う感じなのも彼らしい
    リョーマと打ち合う亜久津に「口だけじゃん」って言ったのを聞かれて「誰だ今言ったやつ!」そっと挙手して「後で覚えてろよ!」と言われる伊武
    最後の部長になった2年たちが集まるところで亜久津に座られたり色々やられてました、伊武しっかりしろ、橘さんに伝言とか色々愛おしかったです、パッション!
    カチローが森と森田を間違えたり色々ありました
    そして部長に推薦してくれたというカチローにお礼を言ってからの部長になる練習と称して「行こうぜ!全国!」やったのも良かった。橘さんが見たら泣くと思う。最高。

  • 白石・跡部の日替わり
    にらめっこ対決。
    「俺様弱いと思うぜ」でもう笑ってるみうべ様。
    からの両者「あっぷぷ!」で白石がすぐ笑いだして跡部様勝利。
    「やったぜ!」(ガッツポーズ跡部様)
    白石ボソリと「……跡部くん強いわ」みたいな感じでハケていきました。面白かった。
    ちなみに跡部様はちょっと白石のこと睨むみたいな顔しただけです。変顔対決じゃないしそもそもお顔が美しかった。

コーレス

GMKK横一列立海は「三強!!!!!」

  • 青学…手塚
    手塚役のOB宇野くんが見にきていたのもあるのか?
    海堂くんが最初に名乗りを上げて、そこから「いや、俺がやろう」で引き継ぐかたち。
    「よし、青学集合だ」
    「今までに本当にありがとう」
    「最後まで」
    「油断せずに行こう」
    からの「海堂、青学を頼んだぞ」

  • 立海…柳生

    「今日は私が行きますよ!!!私も最後ですよ!!!最後は盛大にずっこけましょう!!!!!」
    「アデューとは!!」
    「言いませんよ!!」(人差し指を左右に振ってノー!の振り)
    「アデューとは!!」
    「絶対に言いませんよ!!」(両手でバツを作る)
    「……それでは皆さんアデュー!!!!」
    手塚とリョーマ以外が派手にずっこけてオチ。
    手塚がめちゃめちゃ挙動不審になってて面白かったです。
    リョーマくんはクールに立ってて流石。

  • ライバルズ…日吉
    最初は跡部様が「今日は俺様がやろう!!」的な振りをして、会場が爆湧きしたあとに日吉が「跡部部長!今日は俺に行かせてください」(会場ちょっと静かになる)
    跡部様「いいだろう、お前だけの氷帝コールを見せてみろ!」
    日吉「みなさん俺じゃ不満ですか!?!」で
    「ピロロ〜♪」(演舞テニスのSEのマネ)
    下剋上だ!!!」
    「あと10ゲームはいける!!!」
    下剋上等!!!!!!!!」(跡部様に向かってポーズ)
    跡部様、ポーズを取った日吉の手首を掴んで「やればできるじゃねーの、日吉!」

流石にみんなもう慣れてて、客席もわかってやってるので楽しかったです。

 

客降り

3バルは下手に海堂・乾・白石、上手に仁王くんがいました

私は下手側センブロ寄り通路だったんですがそこで合流した乾・海堂ペアが遊び始めて面白かったです。

かくれんぼしてました。

乾先輩がセンブロ最後列の後ろにしゃがんで隠れる→海堂が探す→見つかって一緒に踊る

白石はエクスタシーしながら歩いててモデルみたいな美しさ。

あれだけ動いた後なのにジャージの香りっていうんですか、そんな柔軟剤の匂いみたいな感じをばらまいていったのですごかったです。

海堂は最後に真後ろで「…ありがとう」って言ってから下に降りていきました。

最後の最後で大好きになってしまった。

海堂じゃなくてもう海堂くん。です。

本当に素敵。ファンサよりもキャラ同士のいちゃこらが見られるのはそれはそれでレアなので幸せでした。

 

アナウンス

前アナ…リョーマ (記憶喪失)

「なんか、身体が勝手に動いて…ボールを打ち返すことが出来るのが、嬉しいけど…。僕、テニスが出来るのかな。皆さんの言ってたこと、本当なのかな。もっと色々教えてください!」

記憶喪失なのでいつもより幼いトーン。

 

後アナ…幸村様

幸村様の言葉がすごかった。

新テニ前提で

「テニスを始めた頃の気持ち、か…。負けるって悔しいんだよね。この感覚、久しぶりだな。テニス始めたころはよく負けてたっけ。ね、真田。…ふふ。」

立海のみんな、今まで苦労をかけた。みんなとの3年間、俺にとってかけがえのない思い出だ。これから別々の道を歩むけれど、俺たちはいつまでも立海だ。」

言い聞かせるような優しい声で、最後はちょっと強めに決意を込めるように。

幸村様の声優であるさちんさんのトーンにちょっと似ててびっくりしました。全体的に優しげで、楽しむような話し方だったのが幸村様の「コート外では穏やか」というキャラ設定を思い出させる感じでとても良かったです。

 

感想

ひたすらにしんどい。

この素晴らしい完成度を目の当たりにするとなぜ終わってしまうんだ…という気持ちと終わりがあるから美しい、という気持ちの両者がせめぎ合う感じ。

 

10日と比べて変わったところや日替わりっぽいところは以下のとおり。

あとは演技が変わったと思ったところとか。

気づいたところ箇条書き。

  • リョーマのバラードの背景で流れるスライドショー
  • 立海ベンチワーク、幸村様のジャージを回収するところ。受け取った仁王、10日は畳んでたのに昨日は丸めて放置。(怒られそう)
  • 立海卒業式、ブン太がガムを膨らますのを柳生に怒られても続けるから柳先輩がもらうあたりで客席から笑いが起きてしまってそこでやめてました、かわいいかよ
  • 青学「傷だらけのチャレンジャー」で乾先輩のパート「頑張れ!」が10日はメロディありの歌詞としてだったのに昨日は完全に「頑張れ!!!」でセリフになってました。ここ大好き。
  • 赤也がS1の最後、幸村様が負けそうになるところで10日は完全にがっくり項垂れて下向いていたのが昨日は俯くだけになって、その代わりに肩震わせて泣いてた気がします。しんどい。
  • 菊丸先輩が鼻すすって涙声で歌ってるのとか、大石との別れのシーンでは半泣きで声震えてて、でも歌には影響ない感じだったのは良かったです
  • 珍しくリョーマくんが涙声で、ちょっと鼻すすってるのとかも聞こえてもらい泣き
  • 大石もちょっとうるっときてた?気はします
  • にちかくんの喉が心配。最後までもってくれ。
  • 3バルからだと全体がよく見えたんですがフォーメーションが素晴らしい。
  • いぶくんの不二先輩めっちゃ楽しそう
  • 裕太くんも眩しくって、リョーマくんのセリフに金ちゃんと同じく大きくうなずくのが印象的
  • 南次郎の日替わりは「図書館にいってくれ」で理由が「『同じ本をお探しでしたか…』みたいなことがしてみたいんだよ!!」でトリオには「ドラマの見すぎ!!」。南次郎「お前らもテニスばっかりしてないでドラマぐらい見ろ!!」
  • S1の雄叫びからの幸村様のセリフがどれも切実で「俺達は王者だ!!」とかあそこらへんもう、すごい、熱くて必死であんな幸村精市を見たことがないからどうしていいかわからなかった
  • そしてリョーマくんの「テニスって楽しいじゃん!!」の笑顔が毎回毎回眩しくなっていくのを感じてて、本当に光でしかなくて、幸村様はこの子に負けられたことが一番の幸運だったんじゃないかと思えるほど。
  • テニミュ公式からのこれでとどめを刺された。お互い全国優勝を目指す気持ちは同じ。そうなんだよな。

 

テニミュは試合が終わってアンコールになるところで敵味方がなくなる、ノーサイドの精神という話を聞いていたので余計に泣けてしまいました。

 

リョーマくんってこんなにかっこよかったんだ、って何度も思って。

王子様そのものがそこにいました。

というか全員が全員、王子様でした。

かっこよくて誇り高くて信念を貫こうとする姿勢に最大の愛と敬意を表する言葉が「王子様」だったのかもしれないです。

それにしても「This is the Prince of Tennis」の歌詞がにちかリョーマにはめちゃめちゃ似合ってます。大好きです。

 

そして私が拝見できるのはもう最後になってしまったみうべ様。

あんなに完成度の高い跡部景吾は史上初だと思います。

そもそも足掛け5年間跡部様を演じたのは三浦くんだけだから。

彼の跡部様が私にとっての最高にかっこよくて憧れてときめくキングでした。

そんな彼の跡部様も今日の大千秋楽で最後。

 

どうしたらいいんだ。どうにもできない。次の活躍だって応援してる。それでも。

テニミュは一瞬の青春だから尊くて眩しくて美しくて、卒業という終わりに向かうときにしか出せないエネルギーが彗星みたいに輝くんだと思うから、卒業それ自体はおめでとうと、そしてありがとうと伝えて、見送って終わりたいとも思います。

 

あーーーーーーーーーでもしんどいよ。

まだ受け入れられないや。

 

だけど。

 

彼らが俳優として次のステップへ進むために、次のステージを踏むために、この終わりを最後まで惜しんで、愛して、慈しんで、精一杯の感謝を込めてサンフェスとドリライに臨みたいと思います。

 

3rdシーズンでテニミュを知って、テニプリを知って、自分のライフイベントもこのテニプリと一緒に色々なことがあって、こんなにうれしい思いも悲しい思いもしたことがないくらいにして。

でも出会ってよかったと思える。

ありがとう王子様たち。ありがとうテニミュ。ありがとう許斐先生。

この先も彼らが俳優として立つ舞台を、そして次のシーズンが続くようにできる限りの応援をしたいと思います。

 

テニミュ最高。